Lucie

LUCIE contrasté

10年ぶりに僕のフィヨール(filleul) Lucieがストラスブールからボルドーに来てくれた。
カトリック教の伝統で赤ちゃんが生まれた時にパラン(parrain 代理父)、マレンヌ(marraine 代理母)を決める風習がある。いとこの中で2番目に大きかった僕はLucieが生まれた時にパランに選ばれたのだった。そんな理由で彼女のお誕生日には毎年電話をしたり、人生の先輩としていろいろ話をしたりする事になる。Lucieは僕にとって代子、フィヨールということだ。
前回来た時彼女は16歳、文字通り現在26歳。小さい頃のLucieにとってストラスブールとボルドーなんて対局に位置した遠い遠い街だったろう。今や飛行機で小一時間の地方都市、この春は北欧の国を、来年はニューヨークを旅する予定だと言う。そう当たり前だがどこだって行けてしまう大人なのだ。
パラン(parrain 代理父)の大事な役割はフィヨールにプレゼントをする事。ボルドーに着いたLucieを僕は早速文房具屋に連れて行き、好きなノートを選んでもらった。そして滞在中に過ごした場所やカフェ、訪れたサンテミリオンで僕は絵を描き、そのノートをプレゼントした。
カフェの紙ナプキンに僕がしたいたずら描きを切り取ってノートに貼っていったLucie、子供染みたプレゼントかなと心配したが、かなり気に入ってくれたみたい。
素敵な時間をありがとう。次は10年後と言わず、大人だからまた来年でも来てね。

※ サンテミリオンはいわずとしれた、フランスの一大ワインの産地。カフェではポムロールワインを頼み、一本1000ユーロ表示のワインリストの写真を撮るLucie。フランス人にとってもやはり人気の観光地だ。
同時にカヌレとマカロンが有名。小さい型で作ったカヌレはカリカリした表皮と濃縮プリンの様なふわふわ生地のコントラストが絶妙。香ばしいラム酒の香りとともに、Lucieも大絶賛。

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